ウィスキーの種類について解説

世界各国には様々なお酒がありますが、その中でもウィスキーは世界中で人気のあるお酒といえるでしょう。
ウィスキーを飲む人であれば種類がいくつもあるのはご存じでしょうが、実はよく分からないという人も多いはず。
ここではウィスキーの種類についてまとめてみましょう。

ウィスキーの種類とは?

ウィスキーには「モルトウィスキー」と「グレーンウィスキー」、さらに「ブレンデッドウィスキー」があります。
これらの違いは原料です。
まずモルトウィスキーは、大麦麦芽(モルト)だけを使っています。グレーンウィスキーは、トウモロコシなどの穀物を原料としていて、その2つを混ぜたものがブレンデッドになるのです。
原料によって味わいはだいぶ異なります。
またブレンデッドウイスキーに対して、他の蒸留所のものとは全くブレンドしないで、1つの蒸留所のモルトウィスキーで作られた製品のことを「シングルモルトウィスキー」と呼んでいます。

シングルモルトと、ブレンデッドの違い

シングルモルトウィスキーは、1つの蒸留所でのみ作られているので、その蒸留所の個性やこだわりなどが、反映されやすいと言われています。
一方ブレンデッドは、特徴あるウィスキー同士が混ざり合っているので、味や香りにバランスがとれるように追求されている製品が多いです。

世界の5大ウィスキーとは?

ウィスキーの原料は穀類なので、地理的な制限を受けることはなく、全世界で作られています。
その中でも有名なのが世界の5大ウィスキーです。それぞれまとめてみましょう。

・スコッチウィスキー
イギリスのスコットランドで作られています。全世界の消費量の60%を占めているという言われるほど人気が高く、歴史も古いです。
スコットランドには100以上の蒸留所があります。

・アイリッシュ
アイルランドで作られているウィスキーのこと。
酒質がライトなので飲みやすく、クリーンなイメージがあります。
独特なオイリーフレーバーとマイルドな風味が飲みやすいですよ。

・アメリカン
アメリカで作られており、ケンタッキー州でつくられるものをバーボンウィスキー、テネシー州で作られるものをテネシーウィスキーと呼びます。
ベースはトウモロコシで甘みが強いです。

・カナディアン
カナダで作られており、世界第二位の生産量を誇ります。
シナモンやカラメルの香りやこうばしさが特徴で、飲みやすいフレーバーになっています。

・ジャパニーズ
日本で作られており、5大ウィスキーの中では最も歴史が浅いです。
繊細な香りが魅力で、複雑な味わいと、味の奥深さが魅力です。

樽にも種類がある

ウィスキーは貯蔵するときに樽を使用しますが、この樽にもいくつかの種類があります。
実はこの樽によって、風味や酒質が異なるといわれているんです。
樽にはバーボン樽、シェリー樽、マデイラワイン樽、ポートワイン樽などがあります。

まとめ

このようにウィスキーにはたくさんの種類があり、原料となる穀物の種類、生産される場所、樽の種類などによって、味も風味も酒質も全く異なります。
自分の好みのウィスキーを知るためには、まずは基本的な知識をしっかり学ぶのがよいかもしれませんね。