お酒が弱い人のバーの楽しみ方について解説

よく、お酒の強い人に対して左利き、あるいは左党・上戸とといった言い方がありますが、お酒が強い/弱いといわれるのは、肝臓のアルコール分解速度が異なるからとされています。

日本人は、アルコールに弱いとされていますが、これは生理学的にも証明されているもので、「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)」が大きく関係しています。日本人に限らず、モンゴロイド系の人種には、このALDH2が極端に少ない人が多く、中にはこの酵素を全く持っていないタイプの人もいるようです。

バーの基本的な楽しみ方

日本人の場合、おおよそ半数が低活性あるいは不活性型で、黒人や白人といったタイプは、ほぼ100%の割合で活性型のALDH2を持っています。遺伝的なものもあり、日本人の約半数はお酒に弱いものですので、あまり悲観するものではありません。

ただし、下戸であっても、それなりのお酒の楽しみ方はあります。特にバーなどでは、大酒を飲んでどんちゃん騒ぎをするといった場所ではありませんので、そういった点ではお酒の弱い人が通えるスポットと言えるでしょう。

バーの楽しみ方は、様々なカクテルを堪能し、こじゃれた会話を楽しむなど、色々な楽しみ方があります。まずは、バーでうまく楽しむ為にも、最低限のマナーは覚えておきたいものです。最初に気をつけたいのは、あまり大勢でカウンターを占拠しないということです。

カウンターは、ゆっくりとした雰囲気を楽しむ場所で、バーテンダーとの会話も心地よさの一つです。多くても、3名程度がベストですが、ゆくゆくは一人でも楽しめるゆとりを持ちましょう。また、衣服もあまりラフなものではなく、清潔感のあるものを心がけます。

飲み方のマナーもおぼえておこう

バーの楽しみ方の一つに、様々なカクテルが楽しめるというものがありますが、中には出されて困ってしまった、といったケースもあるのではないでしょうか。そこで、よく見かけられる、タイプ別のカクテルマナーの注意ポイントをのぞいてみましょう。

まず、カクテルによっては、マドラーが入っているものもありますが、よくかき混ぜたあとには、取り出して紙ナプキンの上に置きます。また、女性客にお出しするカクテルの中には、花が飾られているものがあります。生花が飾られているときは、そのまま飲みますが、どうしても飲みにくい場合は外してもかまいません。

また、カクテルに添えられたフルーツは、食べても問題ありませんが、皮や種はグラスに戻さず、紙ナプキンに包んでおくとよいでしょう。ただ、カットされた柑橘類は、絞ったあとに取り出しても、グラスに戻してもかまいません。

下戸であっても、それなりのお酒の楽しみ方はあります。特にバーなどでは、大酒を飲んでどんちゃん騒ぎをするといった場所ではありませんので、そういった点ではお酒の弱い人が通えるスポットと言えるでしょう。