ビールが大好きで、晩酌にビールを欠かせないっていう人は沢山いると思います。ビール独特の苦みや喉ごし、キレ感にハマってしまい、毎日のようにビールを飲む人もいるでしょう。普段何気なく飲んでいるビールは多様化されており、様々な種類があるのをご存知でしょうか？ビールの種類にはどのようなものがあるのか教えていきますね。

ビールとは

ビールはアルコール飲料の一種であり、ビール酵母によりアルコールを発酵させて造られる炭酸飲料となります。ビールの種類によって、味や香り、色味やキレ感も異なり、世界中で100種類以上ものビールが造られています。地域限定で造られている地ビールなども出ており、ビールは多くの人に愛されているアルコール飲料だといえるでしょう。

ビールの種類 

ビールは多様化されたニーズに応えるために、世界各国で様々な味わいを楽しめるように多くの種類のビールが造られています。多くの種類のビールを造る上で、原料だけでなく醸造方法は特に重要であり、ビールの分類に欠かせないものだといえるでしょう。醸造方法の違いにおけるビールの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。

上面発酵ビール

アルコール発酵の際に、約20℃という常温に近い温度帯で発酵されたビールであり、ビール酵母がビール表面に浮いてるのが特徴となります。総称としてエールと呼ばれる上面発酵ビールは、熟成期間が短く、甘い香りが残る味わいになっています。フルーツのような風味豊かな味わいは、醸造所の特徴も表現しやすく、世界各国で造られているビールとなります。発酵と熟成にかかる時間が短いので、長期貯蔵には不向きであったので、冷凍保存開発前までは主流となったビールだといえるでしょう。

下面発酵ビール

発酵と貯蔵において低温であるのが特徴であり、世界中で最も醸造されているビールとなります。総称してラガーと呼ばれる下面発酵ビールは、醸造期間が1か月以上と長期熟成であり、香りが抑えられており喉ごし良く飲みやすいものが多いです。醸造工程における発酵の際に、ビール酵母がタンク下部に溜まっているので下面発酵と呼ばれ、長期貯蔵に向いているのが特徴となります。醸造中の腐敗を防ぐために、夏ではなく冬の時期に醸造されることが通常であり、6~15℃という低温で緩やかに発酵し、低温の地下室で長期熟成したのが始まりといわれています。

自然発酵ビール

空気中に存在する野生の酵母を使用し、自然にアルコール発酵を促して醸造するビールとなります。麦芽化していない小麦を使用し、腐敗防止の為にホップを多めに使用するのが特徴だといえるでしょう。ホップを大量に使用するので、本来であれば苦みを強く感じるのですが、苦み成分を飛ばしたホップを使用するのが主流となります。苦みよりも酸っぱさを感じやすく、チーズのような風味が鼻に抜けるのが特徴的な味わいとなっています。

まとめ

ビールの種類には様々なものがあり、醸造方法によって味が変わるので、ビールの好みは千差万別だといえるでしょう。ビールの種類は、アルコール発酵における温度帯や酵母が重要であり、醸造方法によって大きく3種類に大別されます。ビールの味の決め手は、アルコール発酵が決め手ともいえます。ビールを飲む際は、醸造方法に注意しながら飲むのも良いかもしれませんね。